2009年01月26日

超絶技巧はお好き?

…っていうコンサートが、週末に公民館でありました。
サブタイトルは『クラシックスーパープレイヤーが繰り広げる白熱の!音楽対決』。
ヴィルトーゾ(名人)と言われる演奏者を招いて、超絶技巧対決を楽しもうという企画。
小林かずみさんというピアニストが企画したものなんですが、彼女いわく
「普通のコンサートはフルコースの料理みたいにプログラムを作るものだけど、
このコンサートは最初からいきなりステーキです」だそうです。

曲目はこんな感じ。

 ビゼー 歌劇『カルメン』より 
  ”ハバネラ””ジプシーソング”(ソプラノ)

 ◇原曲を聴いてからいよいよカルメン対決!◇ 
 ボルヌ カルメン幻想曲(フルート)
 ワックスマン カルメン幻想曲(ヴァイオリン)

 ◇ピアノで小休止◇
 ショパン エチュード(革命)(ピアノ)

 ◇仲良く…◇
 アダン キラキラ星変奏曲(フルート・ソプラノ)

 ◇2人の歌姫対決◇
 ヴェルディ 歌劇『運命の力』より”神よ平和を与えたまえ”
 ヴェルディ 歌劇『椿姫』より”そは彼の人か〜花から花へ”

 ◇チャルダッシュ対決◇
 ドップラー ハンガリー田園幻想曲(フルート)
 サラサーテ チゴイネルワイゼン(ヴァイオリン)

 ◇歌VS楽器 愉快な対決◇
 フンパーディング 歌劇『ヘンゼルとグレーテル』より魔女VSグレーテル(ソプラノ)
 ドップラー アメリカン・ファンタジー(フルート・ヴァイオリン)

 出演(敬称略)
  小林かずみ(ピアノ)
  長原幸太(ヴァイオリン)
  榎田雅洋(フルート)
  雑賀美可(ソプラノ)
  日紫喜恵美(コロラトゥーラ・ソプラノ)

感想をひとことで言うと、「面白かった!でもすっごい疲れた!」
まさに最初から最後までメインディッシュという感じでしたね。
私の今回のお目当てはヴァイオリンの長原幸太さんだったんですが、
他の方もみんなとても素敵でした。
ソロと伴奏で全ての曲を弾き、トークも上手なピアノ&司会の小林さん。
カルメンや『ヘンゼルとグレーテル』の魔女を迫力満点に演じた雑賀さん。
同じ人間とは思えない高音で、華やかに、コミカルに歌う日紫喜さん。
超絶技巧の大変さをを感じさせない、柔らかくやさしい音色で奏でる榎田さん。
長原さんの『チゴイネルワイゼン』が終わった時は、凄い拍手と「ブラヴォー!」の声。
『アメリカン・ファンタジー』では榎田さんが突然アメリカ国旗を取り出して、
アメリカ国歌のメロディーに合わせて演奏中の長原さんの目の前で振ってみたりして。
もう、たった1000円で本当にお腹いっぱいです。

ヒナコはヴェルディのあたりでちょっと眠くなったようですが、また復活して
芝居仕立ての『ヘンゼルとグレーテル』に大喜びでした。
ダンナも「歌はあんまり…と思ってたけど、特にコロラトゥーラソプラノが良かった」
「チゴイネルワイゼン、前半の低音が凄くいい音色だった」なんて、大満足。
ダンナはハイフェッツのチゴイネルワイゼンを気に入って聴いているのですが、
前半部分はハイフェッツに負けないくらい良いと思ったみたいです。すごー。
1000円で生のストラディバリが聴けるなんてお得だとも言ってました(笑)

さて、長原さんといえば、大阪フィルの公演で本番直前に大植英次さんが倒れ、
指揮者のかわりにコンマスの長原さんが弾き振りをした有名なエピソード。
本番前にいつもの喫茶店でコーヒーを飲んでいたら電話がかかってきて…
「今電話がかかってくるなんて、大植さん倒れたんちゃうかーと思った」とか
「できるかと聞かれて『できます』って言ってしまって僕の方が病気になりそうだった」
とか、裏話みたいなものも今回聞けて楽しかったです。


posted by yuki at 00:00| Comment(0) | おんがくのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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